WoodsWall®工法とは
WoodsWall®工法は、アトリエロクスの
長年の設計ノウハウを用いて開発した新しい構造です。
軽量鉄骨造の構造躯体の外皮壁面に流通木材である柱材を連ねて被覆する工法で、木材を多量に使用するのが特徴です。
この工法は普遍的に流通されている木の柱材を使用し、壁面全体が木で構成されているので、建築自体の炭素貯蔵効果を引き上げ、炭素の社会循環に貢献します。
使う木材の多くは現場流通しているものを利用するので、運搬面のCO₂排出量の低減にも貢献できます。
木材には自ら高い断熱性能があり、断熱材を使わずとも一般住宅水準を満たす十分な断熱性能を有しています。その断熱性能を生かすことで断熱材等の建築資材が低減でき、省資源と共に建築廃棄物の減少も期待できます。
構造は軽量鉄骨のトラス型の構造を採用し、木構造よりは広いスパンと強度が実現でき、シェアオフィスやコンビニエンス、倉庫といった、「ハコモノ」建築と呼ばれる軽量鉄骨を使用した収益物件建築にも適用できます。
ウッドデザイン賞2023 受賞
WoodsWall®工法で造られた、地球倫理体現館「SDGsLABO」が、ウッドデザイン賞を受賞しました!
木材に気づくまで
地球温暖化による環境変化・環境破壊は地球を変化させ、ともに人間の生活も変えています。
感染病と気候変化などの災害は人々の生活を室外から室内に移しました。そして室内中心に生活が変わっていくにつれ、建築が人間生活に与える影響も日々大きくなっていきます。
その中、コンクリート中心の今の建築にはその生涯を通じて炭素が排出され、廃棄物などの問題など、さまざまな問題があります。
そのうえ、建築の規模は日々大きくなって炭素排出も多くなり、工程の複雑化によりエネルギー消費も大きくなっていく状況です。
こんな状況の中、私たちは今までとは違う建築を考えるべきだと思いました。
そこで気づいたのが建築の根本であり、環境にやさしい資材である木材です。
WoodsWall®工法は、その木材を基本として誕生しました。
WoodsWall®工法の基本的な考え方
環境のための資材を選びました。
木は昔から家づくりの主な資材であり、炭素は異質を抑える効果が高い環境にやさしい建築資材です。
省力化のため、不要なものを減らしました。
通常の建築工程から不要な工程を省き、加工の手間や建築資材を減らすことで、エネルギー消費を抑えることができます。
5つの利点
木の利点と鉄骨の利点
この構造は木材をそのまま内装材にして使い、無駄な建築材を減らし、軽量鉄骨を利用することで組み立てしやすい上に環境にやさしく、構造的にも優れています。
既成建材と再活用
基本になる木材と鉄骨材すべて、撤去後も再利用可能な素材です。
また、既成木材を使うため、加工の手間が減り、工程も単純化できます。
炭素固定化性と排出抑制
木材の炭素固定量はコンクリートの約3.3倍、WoodsWall®工法は同じ面積で約2.23倍の木材を使うため、その分の炭素固定性能を期待できます。そのうえ、軽量鉄骨を使用することで、炭素排出量を抑えられます。
様々な用途
内部は木材の表しで、温かい雰囲気を出し、壁自体が断熱性能を持っているため、生活空間、遊び部屋、アトリエなどの様々な空間が造れます。
様々な大きさ
鉄骨と木材で構成されたシンプルな構造で構成されているため、大スパン構造を可能とし、様々な大きさで空間を広げることができます。
WoodsWall®工法 公開用資料
WoodsWall®工法の 事例一覧
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