2022.07.25.Mon
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デイサービスセンター一歩
鹿児島の老人福祉施設
鹿児島県南九州市頴娃町に完成した、木造平屋建ての「デイサービスセンター棟」
私達LOCUSは、人口1.3万人程の町に建つ老人福祉施設として、施設の設計・デザイン・監理を行いました。
以下、主要な点として、
①お年寄りにとっての住宅（民家）の延長上にあるような「施設」で あること。
②完成時に、それまで家で暮らしていた空間体験が、この施設によって分断されないよう、懐かしさや素朴さを感じ、既に築数十年も経ているかのような雰囲気をもつこと。
③医療施設のような、単に暖色系の色使いや、すべてを新建材による室内空間とはしないこと。
④快適性（室内の熱環境）と安全性（非常時に対して）、ランニングコストの低減に配慮した設計。
・当社で開発した住宅向け特許技術を応用し、低コストでの計画的な換気・空調計画によって、従来の床暖房設備を
使用せずに、床暖房効果をもった室内空間の実現。
・地震に対して、お年寄りの安全確保の観点から、住宅の品確法での耐震等級３以上を満足させた構造設計。
・共用部の天井高を上げ常備に空気溜りをつくり、火災時での煙降下時間遅延による避難時間の確保。
・腰壁など、利用上、ベッドや車椅子などぶつける可能性がある部位に、それ自体が表情をもった「下地材」で
あえて仕上げることで、多少の傷は目立ちにくいため、今後のリフォーム等のメンテナンス費用の低減に配慮。
⑤共同生活を送られるお年寄りのための「ハレの場」としての演出（ハイカラの印象）をすること。
また、平面プランは、パブリック空間をトンネル状にし、その両側に諸用室を配するという、廊下が一切無い機能的なＰＬＡＮです。
| 物件概要 |
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