2022.07.25.Mon
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ホテル竜宮更紗館
南蛮文化
風光明媚な天草松島町における老舗ホテルの増築計画。
300人収容の大宴会場と和を基調とした客室が配置された。天草のイメージとしてある南蛮文化と現代を結ぶものとしての建築空間がプログラムされた。
天草松島の夕暮れはロマンティック。美しい夕日や、点在する島々を望むことの出来るこのホテルの立地を充分に生かすため、海側に面する通路・ホワイエには広い開口が穿たれた。前面に広がる海をバックにチャペルで結婚式も挙げられる。
また、大宴会場の間仕切りを、電動による上下可動式とし、ありのままの自然を借景とするなど劇的な空間演出を試みた。客室は民家調の落ち着きを持ち、子供 からお年寄りまでゆっくりくつろげる環境を提案している。客室と宴会場という静と動の相反する空間がパサージュと呼ばれる緩衝空間によってほど良い距離感 を持つことが出来た。
設計 現代環境+環境建築工房+ロクス
物件概要 |
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